やっぱり君は…
変わっていなかったのね…。
みんなに会ってきますた。
ボーリングして…
メシ食って…
楽しかったよ。
みんな最高。
でも、やっぱり…
一番は彼女。
俺が6年間片想いした彼女。
やはりさすがだった。
全然変わってない。
帰りが途中まで同じで、彼女は駅で家の車待ちを…俺は終電待ちを。
終電までは時間が結構あったから彼女が何者かに襲われたりしないように、という名のもと彼女の親の車が来るまでお話を。
いろいろ喋った。
高校の時のコト(彼女は関西の高校に進学した。)…
今の生活…
そして俺のコト…
そのなかで一言、
『自分が出来ると思ってやらないと出来るコトも出来なくなる。私はいつもそう自分に言い聞かせてる。ひろくんは?』
俺は…ダメだ。
いつも聞こえのいい言い訳をして…
そのくせ、世間を徹底的に批判して…
他にもいろいろ…
俺はバカだ…
アホで愚劣で汚わらしい最悪な人間なんだ。
だから彼女のその言葉は大きく受け止めるコトにした。
明日はもっと彼女みたいに立派な人になれるよう…
俺が今度は誰かを助けられるよう…
もぅ後ろは見ない。
後悔しない選択の方法は彼女が教えてくれた。
彼女はもうすぐ大阪へ帰るという。
彼氏とも順調らしい。
俺は…ひろくんは…
君が傷ついた時、いつでも頼れるひろくんになれるようがんばるから…
きっと俺は彼女の傍で幸せにするコトは出来ないから、
困った時だけでいいから…こんな俺を…頼りにして欲しい。
幸せになれよ。
君にはその権利があるのだから…。
俺は…決めたよ。
彼女やすべての大切な人に安心出来る生活を送ってもらえるお手伝いをするかコトを。
そのために、ここで一つかっこいいところ…見せなきゃな。
早稲田よ…待ってろよ。