直後の感想文。
思わず涙が流れそうになった。と、言っておく。
このような経験が出来ないのは不幸だ。たしかに。
これほどのものとは思わなかったっていうのが読み終わっての感想。
レベルが違いすぎる。
セカチュー??冬のソナタ??比べ物にならない。
愛ってすさまじいと思う反面、恐ろしいものだというのも率直な感想。
キリスト教では自殺は禁じられている。
宗教は素晴らしいと言っていた。
→宗教的道徳は感情には勝てない。
読めば読むほど立派なやつだってのはわかる。十分な知識。性格はあまり良くないが、よく出来た人間だ。あれほどまでの感情を耐え忍ぶことは文面以上に大変だ。
ていうか、よく接吻ですませられたと思う。
愚劣な人間、教養無い人間、理性をもって自分をコントロール出来ない人間なら、もっと早くに感情は破裂、決壊し、それ以上の行為を行い、ロッテの心に大きな大きな傷を残しただろう。
人間なんてそんなものだと思ってる。
愛…聞こえは素晴らしいものだ。これは否定しないし、私も求めている。
だが…これを読んでしまうと…己が理性をもって、感情をコントロール出来るのだろうか。と思えてならない。
これがロマン派への布石を打った作品の一として今に残っているコトは、私たち現代の我慢することを忘れかけている人間たちへのある種の光であると、私は思いたい。
12/19 『若きウェルテルの悩み』ゲーテ作